外資系企業用の英語履歴書の書き方のガイドブック
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英文履歴書(英文レジュメ)は、日本の履歴書のように決まった書式を埋める書類ではなく、応募する仕事に対して「自分が何をしてきて、何ができるか」を短く伝える書類です。
この記事では、外資系企業や海外の求人に応募するときの英文履歴書について、基本の構成・各項目の書き方・避けたい書き方を順に解説します。
英文履歴書の基本ルール
- 長さ:経験が浅ければ1ページ、経験が長い人でも2ページ程度が目安です。
- 順番:職歴・学歴は新しいものから書く「逆時系列(reverse chronological)」が一般的です。
- 書き方:主語の「I」は省略し、動詞の過去形(現職は現在形)で始まる箇条書きにします。
- 中身:応募する求人に合わせて、関係する経験を優先して書き直します。
- ファイル:指定がなければPDFで送るのが無難です。Word形式などの指定があればそれに従います。
英文履歴書の書式に世界共通の決まりはありません。国・業界・企業によって慣習が異なるため、求人票や応募先の指示がある場合はそれを優先してください。
ResumeとCVの違い
英文履歴書には「Resume(レジュメ)」と「CV(Curriculum Vitae)」という2つの呼び方があります。どちらを指すかは国によって異なります。
| Resume(レジュメ) | CV(Curriculum Vitae) | |
|---|---|---|
| 主に使われる地域 | アメリカ・カナダ | イギリスなど(米国では主に研究・教育職) |
| 長さの目安 | 1〜2ページ | 英国式のCVは2ページ程度、米国の研究職向けCVは制限なし |
| 内容 | 応募職種に関係する経験を絞って書く | 英国式はResumeとほぼ同じ。研究職向けは論文・研究費・学会発表なども網羅 |
- イギリスなどでは「CV」がアメリカでいう「Resume」とほぼ同じ意味で使われ、2ページ以内が目安とされています。
- アメリカでは「CV」は主に大学・研究機関への応募で使う、業績をすべて載せる長い書類を指します。
日本の外資系企業に応募する場合は、「英文レジュメ」「英文CV」のどちらと書かれていても、1〜2ページの職務経歴中心の書類を用意すれば通常は問題ありません。応募先によっては日本語の履歴書・職務経歴書とあわせて提出を求められることもあります。
英文履歴書の構成
一般的な構成は次のとおりです。見出しの英語はそのまま使えます。
- Contact Information(連絡先)
- Professional Summary(職務要約)
- Work Experience(職務経歴)
- Education(学歴)
- Skills(スキル・語学・資格)
- 必要に応じて Certifications(資格)、Awards(受賞歴)など
以前は冒頭に「Objective(希望職種・目的)」を書くのが一般的でしたが、現在は経験や強みを2〜3行でまとめた「Summary」を置く形が主流です。
1. Contact Information(連絡先)
氏名、所在地(市区町村・国程度で十分)、電話番号、メールアドレス、必要に応じてLinkedInのURLを書きます。電話番号は国外に出すなら国番号つき(+81)で書きます。
TARO YAMADA
Tokyo, Japan | +81 90-1234-5678 | taro.yamada@example.com | linkedin.com/in/taroyamada
2. Professional Summary(職務要約)
職種・経験年数・強み・実績を2〜3文でまとめます。応募する求人の内容に合わせて毎回調整しましょう。
Sales manager with eight years of B2B software sales experience in Japan.
Led a team of six that grew annual revenue by 35% in FY2024.
Business-level English; experienced in reporting to APAC headquarters.
3. Work Experience(職務経歴)
新しい職歴から順に、役職・会社名・勤務地・在籍期間と、3〜5行程度の箇条書きを書きます。
Sales Manager | ABC Software K.K., Tokyo | Apr 2021 – Present
- Lead a team of six account executives covering 120 enterprise clients
- Increased annual revenue by 35% by launching a partner sales program
- Negotiated a three-year contract worth ¥150 million with a major retailer
ポイントは次の3つです。
- 動詞で始める:Led / Managed / Increased / Reduced / Launched / Negotiated など
- 数字で示す:売上、件数、人数、削減率、期間など
- 仕事内容より成果を書く:「〜を担当」ではなく「〜して何が良くなったか」
役職名・部署名の英語表記は、次の記事にまとめています。
関連記事【英語履歴書必見!】役職名・部署名の英語表記一覧
4. Education(学歴)
最終学歴から書くのが一般的です。職務経験がある人は大学以降で十分で、高校以前は通常書きません。
Bachelor of Economics | XYZ University, Tokyo | Mar 2016
学位の英語表記はこちらを参考にしてください。
関連記事【英語履歴書必見!】学位・資格の英語表記一覧
5. Skills(スキル・語学・資格)
語学、ツール、資格などを簡潔に並べます。日本の外資系企業ではTOEICスコアを書く人も多くいます。
Languages: Japanese (native), English (business level; TOEIC 860)
Tools: Salesforce, HubSpot, Excel (pivot tables, VLOOKUP)
英文履歴書に書かないほうがよいこと
アメリカやイギリスの一般的な慣習では、次のような情報は載せません。日本の履歴書との大きな違いなので注意しましょう。
- 顔写真(俳優・モデルなど一部の職種を除く)
- 生年月日・年齢・性別
- 婚姻状況・家族構成
- 「References available upon request」(照会先は求められたときに出すのが前提なので、書く必要はありません)
- 「I」「my」などの主語や、長い文章
ただし国や企業によっては写真や生年月日を求める場合もあります。応募先の指示を確認してください。
採用管理システム(ATS)を意識した書き方
外資系企業では、応募書類を採用管理システム(ATS)で管理・検索しているところも多くあります。システムで読み取りやすくするには次の点を意識しましょう。
- 求人票に出てくる職種名やスキルのキーワードを、実際に経験がある範囲で使う
- 見出しは「Work Experience」「Education」など一般的な名称にする
- 画像・アイコン・グラフ、複雑な表組みは避け、シンプルなレイアウトにする
テンプレートの選び方は、次の記事で詳しく解説しています。
関連記事【英語版履歴書テンプレート】無料ダウンロード先と選び方・コピーして使える記入例
あわせて準備したい書類と表現
英文履歴書とあわせて、カバーレター(送付状)の提出を求められることもあります。
関連記事【英文履歴書のカバーレター】フォーマット&そのまま使える自己PR例文
自分の強みを英語で表す表現は、履歴書だけでなく面接でも役立ちます。
関連記事【英語履歴書・面接】積極的な性格を表す英語表現とアクション動詞一覧
関連記事【面接の英語】英語での自己紹介と強み&弱みの自己PR表現

