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英語ができないと年収は低い?英語力と平均年収の関係を冷静に解説

積み上がるコインと上向きの矢印を描いた、年収・お金をテーマにしたイラスト

「英語ができないと年収が低いままなのでは?」と不安に感じている方は多いと思います。

先に結論を言うと、英語ができる人のほうが年収が高い傾向を示す調査はありますが、「英語ができるから年収が高い」とまでは言えません。英語力は、仕事の専門性や実績と組み合わさったときに、年収の高いポジションへの入り口を広げるものです。

この記事では、英語と年収の関係をどう読み解けばよいか、そして英語力を収入アップにつなげるには何をすればよいかを整理します。

英語ができる人は年収が高い?データの読み方に注意

転職サービスや英語関連の会社が行うアンケートでは、「英語ができる人ほど年収が高い」「英語力によって年収や昇進に差があると感じる」といった結果がよく紹介されます。

ただし、こうした数字を見るときは次の点に注意が必要です。

  • 相関と因果は別物:英語ができる人は、海外と取引の多い業界、専門職、管理職、大都市の大企業などに多い傾向があります。年収の差は、英語力そのものではなく、業界・職種・役職・年齢・学歴などの違いから生まれている可能性があります。
  • 「感じている」は実態とは限らない:「英語力で年収に差があると感じるか」という質問は意識調査であり、実際の給与差を測ったものではありません。
  • 調査対象と時期を確認する:回答者の数や属性(業界・年代・職種)、調査の時期によって結果は大きく変わります。数年前の調査は、今の採用市場にそのまま当てはまるとは限りません。

つまり、「英語ができる人の平均年収は〇〇万円」という数字だけを見て、英語さえ身につければ年収が上がると考えるのは早計です。

それでも英語力が年収アップにつながりやすい理由

一方で、英語力があると年収の高い仕事に就くチャンスが広がるのは確かです。主な理由は次の3つです。

1. 応募できる求人の幅が広がる

外資系企業、海外と取引の多い日本企業、海外拠点のあるポジションなどでは、英語を使えることが応募条件になっていることがあります。英語ができないと、そもそも選考の土俵に上がれない求人があるということです。

関連記事外資系転職に必要な英語力はどのくらい?TOEICの目安と求人票の読み方

2. 社内での評価や昇進の条件になっていることがある

日本企業の中には、TOEICのスコアを昇進・昇格の要件や参考にしている会社があります(IIBC「企業・団体の主なTOEIC Program活用目的」)。海外赴任や海外案件の担当者を選ぶ際に英語力が考慮されることもあります。昇進や海外関連の仕事は、結果として年収に影響します。

英語と昇進の関係については、こちらの記事で詳しく考えています。

関連記事「英語できないと出世に響く」は本当?英語力と昇進の関係を考える

3. 外資系企業は報酬の決め方が日本企業と異なる

外資系企業は、職務や成果に応じて報酬を決める会社が多く、専門性の高い人材には高い年収を提示することがあります。また、退職金制度がない・小さい代わりに月々の給与や賞与に報酬を寄せている会社もあります。

ただし、報酬制度は会社によってまったく違います。外資系だから必ず年収が高いわけではなく、成果が出なければ評価が厳しくなる職場もあります。オファーを比較するときは、年収額だけでなく、基本給と賞与の割合、退職金や福利厚生の有無まで確認しましょう。

英語だけでは年収は上がらない

大前提として、「英語ができる=仕事ができる」ではありません。英語のネイティブスピーカーが全員高収入ではないことを考えれば分かるとおり、企業が高い報酬を払うのは、仕事で成果を出せる人です。

英語力が評価されるのは、次のような組み合わせがあるときです。

  • 専門スキル(営業、エンジニアリング、財務、マーケティングなど)がある
  • その分野での実績を具体的に説明できる
  • そのうえで、英語で会議・メール・資料作成ができる

英語はあくまで、自分のスキルを使える場を広げる道具です。英語だけを磨いても、専門性や実績がなければ年収にはつながりにくいでしょう。

英語力を年収アップにつなげるためにできること

スキルはあるが英語が苦手な人

すでに専門性や実績があるなら、英語を身につけることで選べる求人が大きく広がる可能性があります。まずは応募したい求人で英語がどの程度求められているかを確認し、必要なレベルを目標に学習を始めましょう。TOEICのスコアは、求人票の条件を満たしているかどうかの目安として使えます。

関連記事【スコア別解説】転職活動でのTOEICスコアはどこまで求められるのか?

英語はできるが年収が伸び悩んでいる人

英語力を持っているのに年収が上がらない場合は、英語を「どの仕事で・どう使っているか」を見直してみましょう。英語を使った実績(海外取引先との交渉、英語での資料作成やプレゼン、海外チームとのプロジェクトなど)を具体的に説明できるようにすると、転職市場での評価につながりやすくなります。

転職で年収アップを狙う人

外資系企業や英語を使うポジションへの転職を考えているなら、英文履歴書で「英語で何をしてきたか」を成果と一緒に示すことが大切です。スコアだけでなく、実務で英語を使った経験を書き添えましょう。

まとめ:英語は仕事力に掛け算される

  • 英語ができる人の年収が高い傾向を示す調査はあるが、英語力だけが理由とは言えない
  • 英語力があると、外資系や海外関連の求人など、年収の高い仕事に応募できる幅が広がる
  • 年収アップにつながるのは「専門スキル・実績」×「英語力」の組み合わせ

英語ができないから年収が低いと決めつける必要はありません。自分の強みを伸ばしつつ、それを生かせる場を広げる手段として英語を身につけていきましょう。

外資系への転職を具体的に考えている方は、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事外資系に強い転職エージェント・転職サイト比較13選|年収アップを狙う選び方と使い方

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