【スコア別解説】転職活動でのTOEICスコアはどこまで求められるのか?
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転職活動で「TOEICは何点あれば評価されるのか」は、多くの人が気になるポイントです。
結論から言うと、英語を日常的に使う職種を狙うなら700点台が一つの目安、外資系や海外とのやり取りが多いポジションでは800点以上あると有利です。ただし、必要なスコアは企業や職種によって大きく異なり、最終的に見られるのは「英語で何ができるか」です。
この記事では、TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式データをもとに、企業が期待するスコアとスコア帯ごとの位置づけを整理します。スコアはすべてTOEIC Listening & Reading Test(以下TOEIC L&R、990点満点)のものです。
企業が期待するTOEICスコアの平均
IIBCの「上場企業における英語研修、英語活用の実態調査 2022」では、企業が社員に期待するTOEIC L&Rスコアの平均は次のとおりでした。
| 対象 | 期待スコアの平均 | 期待値の幅(目安) |
|---|---|---|
| 新入社員 | 550点 | 460〜640点 |
| 中途社員 | 580点 | 480〜685点 |
| 技術部門 | 560点 | 470〜650点 |
| 営業部門 | 580点 | 475〜680点 |
| 海外部門 | 705点 | 605〜805点 |
※「期待値の幅」は、IIBCが平均値±1標準偏差に相当するゾーンとして仮定したもの
また、TOEIC Programを活用している企業・団体への調査では、採用時にTOEIC Programのスコアを要件・参考にしている、もしくは今後その可能性がある企業は73.6% にのぼります。
中途採用の期待値は平均580点ですが、これは英語を使わない職種も含めた数字です。海外部門の期待値が平均705点であることを考えると、英語を使うポジションへの転職では700点前後が一つの目安、800点以上あれば強みになると考えておくとよいでしょう。
スコア別に見る受験者の割合
2025年度の公開テストのスコア分布から、各スコア帯以上の人の割合を計算すると次のとおりです(IIBCの分布表は「895〜」「845〜」「795〜」のように50点刻みで区切られています)。
| スコア | 受験者全体 | 社会人の受験者 |
|---|---|---|
| 895点以上 | 約4% | 約6% |
| 795点以上 | 約16% | 約22% |
| 695点以上 | 約34% | 約43% |
| 595点以上 | 約56% | 約64% |
2025年度の公開テストの平均点は全体で616点、社会人で649点でした。平均点について詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事社会人のTOEIC平均点は?最新の平均スコアと点数別の割合【2025年度データ】
スコア帯ごとに期待される英語力の目安
以下は、スコア帯ごとに「こういう業務を任せられそうだ」と見られやすい英語力のイメージです。企業の公式な基準ではなく、あくまで一般的な目安として参考にしてください。
| スコア | 期待されやすい英語力のイメージ |
|---|---|
| 900点〜 | 外国人の顧客・取引先との交渉や、英語での会議の進行ができる |
| 800〜895点 | 英語での議論や、海外拠点・本社とのやり取りを日常的にこなせる |
| 700〜795点 | 英語の資料・社内文書を理解し、メールや電話に対応できる |
| 600〜695点 | 定型的なメールや簡単なやり取りなら対応できる |
900点以上
受験者全体のうち895点以上は約4%と、かなり上位のスコアです。英語での交渉や、多国籍チームの中でのリードなど、日本語で働くときに近い成果を英語でも出すことが期待されやすくなります。
ただし、TOEIC L&Rは「聞く・読む」力を測るテストです。900点以上あっても、話す・書く力は別に問われます。面接では英語での受け答えを通じて、実際のコミュニケーション力が確認されると考えておきましょう。
800点台
795点以上は受験者全体の約16%、社会人の受験者でも約22%です。外資系企業や海外との取引が多い部署では、本社からの連絡・レポート・会議の多くが英語になります。800点台は、そうした環境で日常的な意思疎通に支障がないことを示す一つの材料になります。
スコアに加えて、スムーズに話せる・書けることを面接や職務経歴書で示せるかどうかが差になります。
関連記事TOEIC 800点レベルを最速で越える勉強法(経験者の声あり)
700点台
695点以上は受験者全体の約34%です。海外部門への期待値の平均(705点)とほぼ同じ水準で、英語の資料を読む、海外の取引先からのメールや電話に対応する、ときどき海外出張があるといった業務なら、700点台が一つの基準になります。
「英語を使う素地がある」ことの証明にはなりますが、英語が主な業務言語になるポジションでは、800点以上を目指したほうが選択肢は広がります。
TOEICは書類選考の目安にすぎない
求人の応募条件にTOEICスコアが書かれていることはありますが、TOEICのスコアだけで内定が決まることはありません。スコアは書類選考の目安であり、面接で採用側が知りたいのは「英語で何を、どこまでできるのか」です。
業界や職種によって、使う専門用語や英語の使い方は異なります。営業なら商談やプレゼン、管理部門なら報告書やメール、エンジニアなら技術文書やミーティングなど、応募先で英語をどんな場面で使うのかを把握し、それに合った経験やスキルを具体的に伝えられるように準備しましょう。
履歴書にスコアを書く際は、いつ受けたテストか、公開テストかIPテストかも明記しておくと安心です。
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