【TOEFLとTOEICの違い】仕事や転職に役立つのはどっち?
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結論から言うと、日本国内での就職・転職で英語力を示すなら、まずはTOEICが使いやすい試験です。日本企業や外資系企業の日本法人では、採用や社内評価でTOEIC Listening & Reading(L&R)のスコアが広く使われているためです。
一方、TOEFL iBTは英語圏の大学・大学院に進学するための試験です。仕事で使えないわけではありませんが、採用担当者にとってはTOEICほど見慣れたスコアではありません。留学やMBAを考えているなら、TOEFL iBTが必要になります。
TOEFLとTOEICの違いを一覧で比較
| TOEFL iBT | TOEIC Listening & Reading | |
|---|---|---|
| 主な目的 | 英語圏の大学・大学院への出願 | 就職・転職、社内評価、英語力の測定 |
| 内容 | 大学生活・授業の英語が中心(日常的な場面も含む) | ビジネスや日常生活の英語 |
| 測る技能 | 読む・聞く・書く・話すの4技能 | 読む・聞くの2技能 |
| 形式 | パソコンで受験(テストセンターまたは自宅受験) | マークシート方式 |
| 試験時間 | 約2時間 | 約2時間(リスニング約45分・リーディング75分) |
| スコア | 1〜6(0.5刻み)※2026年1月から | 10〜990点 |
| 受験料(日本) | US$195(締切後の申込はUS$49が加算) | 7,810円(デジタル公式認定証のみは7,700円) |
受験料は2026年9月時点で公式サイトに掲載されている金額です。TOEFL iBTはドル建てなので、円での負担額は為替によって変わります。申し込み前に必ず公式サイト(TOEFLテスト日本事務局、TOEIC L&R 受験料(IIBC))で確認してください。
目的の違い:TOEFLは進学、TOEICは仕事
TOEFL iBT:海外の大学・大学院への出願用
TOEFL iBTは、英語を母語としない人が英語圏の大学で授業についていけるかを測る試験です。多くの大学・大学院が出願時にスコアの提出を求めていて、必要なスコアは学校やプログラムによって大きく異なります。
海外MBAを目指す場合の目安は、こちらでまとめています。
関連記事【2026年版】海外MBAのTOEFL iBT足切りスコアまとめ|主要校の最低点・推奨点と新スコア(1〜6)の読み方
TOEIC:就職・転職・社内評価用
TOEICは日本で受験者が多く、企業の採用や昇進・昇格の要件、海外赴任者の選考、英語研修の効果測定などに使われています。求人票で「TOEIC〇点以上」といった条件をよく見かけるのもこのためです(活用目的はIIBCの企業向けページにも掲載されています)。
転職でどのくらいのスコアが求められるかは、こちらの記事が参考になります。
関連記事【スコア別解説】転職活動でのTOEICスコアはどこまで求められるのか?
2026年1月からTOEFL iBTが変わりました
TOEFL iBTは2026年1月21日から内容とスコアの表示が新しくなりました。古い情報のまま準備しないよう注意してください。
- スコアが1〜6の表示に:4技能それぞれと総合スコアが1〜6(0.5刻み)で表示され、総合スコアは4セクションの平均です。各スコアはCEFRのレベルに対応しています(例:5はC1相当)。
- 従来の0〜120も当面は併記:2028年1月までの移行期間は、スコアレポートに従来の0〜120に相当するスコアとCEFRレベルもあわせて表示されます。
- リーディングとリスニングがアダプティブ形式に:セクションの途中で、受験者の出来に応じて問題の難易度が変わります。
- 日常・実務的な問題も:学術的な内容に加え、日常生活で読む文章やメールを書く問題なども出題されます。
詳しくはETSの公式情報(Score Scale Update、Test Content)を確認してください。
形式と難易度の違い
TOEFL iBT:パソコンで4技能を測る
TOEFL iBTはすべてパソコンで受験します。ライティングはタイピングで解答し、スピーキングはマイクに向かって話して録音します。テストセンターのほか、オンライン監督付きの自宅受験(Home Edition)も選べます。
大学の授業を想定した内容が中心なので、アカデミックな語彙や、講義を聞いて要点をまとめる力が求められます。社会人が仕事のために受けるには、対策の負担が大きめです。
TOEIC L&R:マークシートで読む・聞くを測る
TOEIC L&Rは、会場で一斉に始まるマークシート方式の試験です。スピーキングとライティングはありません。オフィスでのやり取りや会議、広告、メールなど、ビジネスの場面を題材にした問題が中心で、初級者から上級者まで幅広いレベルを1回の試験で測れます。
仕事や転職ではどう使い分ける?
日本国内での転職・社内評価なら、TOEIC L&Rのスコアを用意するのが基本です。求人票で英語力の目安がスコアで示される場合も、TOEICで書かれていることがよくあります。
話す・書く力もアピールしたいなら、TOEIC Speaking & Writing Testsを追加で受けるのが有効です。外資系企業や英語を日常的に使うポジションでは、L&Rの点数だけでなく「英語で会議やメールができるか」を見られることが多いためです。
関連記事TOEIC LRとSWでは何が違うの?
すでにTOEFL iBTのスコアを持っている場合は、応募書類にそのまま書いて問題ありません。TOEICのスコアがない場合は、CEFRのレベルを添えると、TOEFLに詳しくない採用担当者にも伝わりやすくなります。
海外の大学院やMBAへの進学も考えているなら、TOEFL iBT(または出願先が認めるIELTSなど)が必要です。
なお、どの試験を選ぶ場合も、スコアはあくまで英語力の目安です。外資系企業の選考では、英語で何をしてきたか(海外とのメール対応、英語での会議、資料作成など)を具体的に伝えることも大切です。
関連記事外資系転職に必要な英語力はどのくらい?TOEICの目安と求人票の読み方

