TOEIC LRとSWでは何が違うの?
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TOEIC L&R(Listening & Reading)は英語を聞く・読む力、TOEIC S&W(Speaking & Writing)は英語を話す・書く力を測るテストです。どちらもIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が日本で実施しており、一般に「TOEIC○○点」と言うときはL&Rのスコアを指します。
この記事では、2つのテストの違いを公式情報(2026年9月時点)で比較し、転職・就職活動でどう使い分けるかを解説します。
TOEIC L&RとS&Wの比較表
| 項目 | TOEIC L&R | TOEIC S&W |
|---|---|---|
| 測る技能 | 聞く・読む(インプット) | 話す・書く(アウトプット) |
| 形式 | マークシート | 会場のパソコンで録音・入力 |
| 問題数 | 200問(L 100問・R 100問) | 19問(S 11問・W 8問) |
| 試験時間 | 約2時間(L 約45分・R 75分) | 約80分(S 約20分・W 約60分) |
| スコア | 10〜990点(L・R 各5〜495点) | S・W 各0〜200点 |
| 採点 | 正誤による客観採点 | ETS認定の採点者による評価 |
| 受験料(公開テスト・税込) | 7,810円 | 10,450円 |
S&Wは受験料・会場数の面でL&Rより受けにくい面がありますが、スピーキングだけを測る「TOEIC Speaking Test」(約20分・6,930円)もあります。
TOEIC L&Rの特徴
L&Rは、リスニング(Part 1〜4)とリーディング(Part 5〜7)の計200問に、約2時間で答えるマークシート式のテストです。出題形式は毎回同じで、英文和訳や和文英訳の問題はありません。
- 日常やビジネスの場面の会話・アナウンスを聞き取る力
- メール・広告・記事などの文書を速く正確に読む力
を測ります。TOEIC Programの中で受験者数が最も多く、採用や社内基準で「TOEICスコア」として扱われるのも一般的にはL&Rです。一方で、話す・書く力は直接測っていないため、L&Rが高得点でも会話や英文メールが得意とは限りません。
TOEIC S&Wの特徴
S&Wは、パソコンとヘッドセットを使って受験するテストです。
- スピーキング(11問・約20分):音読、写真描写、質問への応答、資料に基づく応答、意見を述べる問題
- ライティング(8問・約60分):写真描写の一文作成、Eメールの返信、300語以上が目安の意見エッセイ
解答は録音・入力された内容を採点者が評価するため、「英語で実際に何ができるか」をスコアで示せるのが特徴です。IIBCの「スコアレンジ別評価一覧表」では、例えばスピーキング160〜180点は「一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる」レベルと説明されています。
各パートの形式と対策は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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関連記事TOEIC SWテストWriting対策の全て〜必勝回答ライティングテンプレート付き〜
スコアの目安:L&RとS&Wの対応
L&RとS&Wは尺度が違うので、点数を直接比べることはできません。IIBCが公開しているCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)との対照表を使うと、おおよその対応がわかります。
| CEFR | L&R(Listening / Reading) | Speaking | Writing |
|---|---|---|---|
| C1 | 490〜 / 455〜 | 180〜 | 180〜 |
| B2 | 400〜 / 385〜 | 160〜 | 150〜 |
| B1 | 275〜 / 275〜 | 120〜 | 120〜 |
| A2 | 110〜 / 115〜 | 90〜 | 70〜 |
※数字は各レベルに対応する最低スコア。出典:IIBC「TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表」
例えばL&Rで各セクション400点前後(合計800点程度)あっても、スピーキングがB2の160点に届くとは限りません。インプットとアウトプットは別の力なので、両方のスコアをそろえると英語力をより正確に示せます。
転職・就職活動ではどちらを受けるべき?
- まずはL&R:応募条件や社内基準として「TOEIC○点以上」と書かれている場合、ほとんどはL&Rのスコアです。持っていないなら先にL&Rを受けましょう。
- 英語を話す・書く仕事ならS&Wも:外資系企業や海外とのやり取りが多い職種では、面接や英文レジュメで話す・書く力を見られます。S&Wのスコアがあると、「L&Rは高いが話せるのか」という疑問に客観的に答えられます。
- 募集要項を確認する:どのテストのスコアを評価するかは企業ごとに異なるので、応募先の条件を確認してください。
英文レジュメには、TOEIC Listening & Reading: 850 (2026)、TOEIC Speaking: 150 / Writing: 160 (2026) のように、テスト名・スコア・受験年を明記すると誤解がありません。
転職活動で求められるスコアの水準は、こちらの記事で解説しています。
関連記事【スコア別解説】転職活動でのTOEICスコアはどこまで求められるのか?
関連記事【TOEFLとTOEICの違い】仕事や転職に役立つのはどっち?
まとめ
- TOEIC L&Rは「聞く・読む」、TOEIC S&Wは「話す・書く」を測る別のテスト
- L&Rは200問・約2時間・10〜990点、S&Wは19問・約80分・各0〜200点
- 転職ではまずL&Rのスコアを用意し、英語を使う職種ならS&Wでアウトプットの力も示すと説得力が増す
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