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TOEICの勉強法

TOEIC SWテストSpeaking対策の全て〜必勝回答スピーキングテンプレート付き〜

TOEICのマークシートとスコアの棒グラフ、マイクを描いたイラスト

TOEIC S&W(Speaking & Writing Tests)のスピーキングは、全11問・約20分のテストです。問題のタイプは5種類で、それぞれ準備時間と解答時間が決まっています。形式を知ったうえで「話す順番(型)」を用意しておくと、本番で黙ってしまう時間を大きく減らせます。

この記事では、IIBC(TOEIC公式)の情報をもとに2026年9月時点の出題形式・受験料・採点のしくみを整理し、問題タイプ別に使える解答テンプレートを紹介します。

この記事はこんな人向けです

  • TOEIC S&Wを初めて受験する人
  • TOEIC Speakingの対策方法や解答の型を知りたい人
  • 転職・就職活動で「話せる英語力」をスコアで示したい人

TOEIC S&W(スピーキング&ライティング)とは

TOEIC S&Wは、英語で「話す」「書く」力を測るテストです。一般に「TOEIC」と呼ばれるマークシート式のTOEIC Listening & Reading Test(L&R)とは別のテストで、試験会場でパソコンとヘッドセットを使って受験します。

  • Speaking Test:11問・約20分(マイクに向かって解答を録音)
  • Writing Test:8問・約60分(キーボードで解答を入力)

スピーキングだけを測る「TOEIC Speaking Test」(約20分)を単独で受けることもできます。L&RとS&Wの違いはTOEIC LRとSWの違いの記事で比較しています。

スコアと採点のしくみ

スピーキング・ライティングはそれぞれ0〜200点で、スコアは10点刻みで示されます。L&Rの990点満点とは尺度がまったく違う点に注意してください。

採点はETSの認定を受けた採点者が行います。スピーキングはQ1〜10が0〜3、Q11が0〜5の尺度で評価され、その合計に統計的な処理を施して0〜200点に換算されます。

スコアの目安としては、IIBCの「スコアレンジ別評価一覧表」でスピーキング160〜180点が「一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる」レベルとされています。またIIBCが公開しているCEFRとの対照表では、スピーキングの**B1が120点〜、B2が160点〜、C1が180点〜**です。

外資系企業や海外部門への応募でアピールするなら、まずはB1(120点)以上、できればB2(160点)以上をひとつの目標にするとよいでしょう。求められる水準は企業や職種によって異なるので、募集要項も確認してください。

参考までに、IIBCが2007年に公開した比較表(日韓の受験者データに基づく予測)では、L&R 605〜670点の人のスピーキング予測スコアは120点、675〜740点で130点です。旧形式時代のデータなので、あくまで大まかな目安として見てください。

受験料・申込方法(2026年9月時点)

項目内容
受験料(S&W)10,450円(税込)
追加申込期間の受験料13,200円(税込)
受験料(Speaking Testのみ)6,930円(税込)
試験日・時刻・会場の変更2,750円(税込)※申込期間内のみ
キャンセル受験料から手数料5,000円を差し引いて返金 ※申込期間内のみ

申込はIIBC公式サイトからのインターネット申込のみで、事前に会員登録が必要です。支払いはクレジットカードまたはコンビニ払い(追加申込期間はクレジットカードのみ)。受験票はなく、申込後に届く「受験案内」メールで会場などを確認します。

試験日・会場・当日の流れ

  • 試験日:公開テストは毎月1回、日曜日の午前・午後に1回ずつ実施
  • 会場:北海道・宮城・東京・神奈川・千葉・埼玉・静岡・石川・愛知・京都・大阪・兵庫・広島・福岡(試験日ごとに開催地が異なります)
  • 所要時間:約1時間20分(Speaking約20分+Writing約60分、途中休憩なし)
  • 持ち物:有効期限内の顔写真付き本人確認書類の原本(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど。認められる書類は公式サイトで確認してください)
  • 結果:試験日から17日後に申込サイトでスコア表示、18日後にデジタル公式認定証を発行、紙の公式認定証は30日以内に発送

受付では本人確認と公式認定証用の写真撮影があり、受付が済んだ人から順に試験を始めます。入場時間に遅れると受験できないので注意しましょう。

TOEIC Speakingテストの出題形式【全11問】

スピーキングテストは次の5タイプ・11問で構成されています。

問題内容準備時間解答時間
Q1–2音読(Read a text aloud)各45秒各45秒
Q3–4写真描写(Describe a picture)各45秒各30秒
Q5–7応答(Respond to questions)なし(質問後3秒)15秒・15秒・30秒
Q8–10提示された情報に基づく応答資料を読む時間45秒(質問後3秒)15秒・15秒・30秒
Q11意見を述べる(Express an opinion)45秒60秒

指示(ディレクション)はすべて英語で、画面表示または音声で流れます。後半になるほど自分で内容を組み立てる比重が大きくなり、Q11だけは0〜5の尺度で評価されます。

古い教材に注意:2021年8月の公開テストから「解決策を提案する問題(Propose a solution)」が廃止され、写真描写問題が1問から2問(解答時間45秒→30秒)に変わりました。さらに2022年6月からは、Q10の設問が2回読み上げられるようになり、Q11の準備時間が30秒から45秒に延長されています。これより前の問題集には旧形式の問題が含まれているので、購入時は発行年を確認してください。

ヘッドセットを着けてパソコンで受験するTOEIC Speakingテストのイメージ

ここからは問題タイプ別に、解き方と解答テンプレートを紹介します。

Q1–2 音読問題の対策

アナウンスや広告などの短い英文を、45秒の準備のあと45秒で音読します。評価されるのは発音とイントネーション・アクセントです。

準備時間は黙読しながら、次の点を確認しておきましょう。

  1. 意味のまとまりで区切る:カンマやピリオドのほか、長い主語のあとや前置詞句の前で軽く区切る
  2. 大事な語を強く読む:名詞・動詞・形容詞・副詞・疑問詞は強く、冠詞・前置詞・助動詞などは弱く短く
  3. 固有名詞や数字を確認する:人名・地名・金額・時刻でつまずかないよう、準備時間に一度口の中で言っておく
  4. 文末の上げ下げ:列挙(A, B, and C)は最後だけ下げる、Yes/No疑問文は上げる

速く読む必要はありません。聞き手が理解しやすい速さで、はっきり読むことを優先しましょう。英語特有の音のつながりや子音については、こちらの記事も参考になります。

関連記事カタカナ英語を卒業するたった5つの㊙︎英語発音テクニック

練習には、TOEIC L&RのPart 4(説明文問題)のスクリプトを、音声をまねしながら音読するのがおすすめです。

Q3–4 写真描写問題の対策

写真を見て、45秒の準備のあと30秒で描写します。30秒は4〜5文ほどです。「全体→中心→周り→推測」の順番を決めておくと、準備時間を内容探しに使えます。

解答テンプレート

This picture was taken in/at (場所). In the center of the picture, (人物) is/are (〜ing). On the left, I can see (もの・人), and on the right, there is/are (もの・人). In the background, there are (もの). It looks like (推測できる状況).

解答例(オフィスの会議の写真)

This picture was taken in a meeting room. In the center, a woman is giving a presentation. On the left, three people are sitting at a table and taking notes. In the background, there is a large screen showing a chart. It looks like they are discussing sales results.

ポイントは次のとおりです。

  • 人物の動作は現在進行形(is holding / are looking at)で言う
  • 服装・持ち物・位置関係(next to, in front of, behind)を加えると内容が具体的になる
  • 天気や時間帯は、屋外の写真で言えることがあれば一言添える程度でOK
  • 見えないことを断定せず、推測は It looks like / They seem to be を使う

Q5–7 応答問題の対策

身近な話題についての電話インタビューなどの設定で、3つの質問に答えます。準備時間はなく、質問の後すぐに解答が始まります(解答時間は15秒・15秒・30秒)。

コツは、質問に正面から答え、理由か具体例を1つ足すことです。15秒なら2文、30秒なら3〜5文が目安です。質問が2つ含まれている(How often ... and who ...?)ことも多いので、両方に答えましょう。

解答例(コーヒーショップの利用についてのインタビュー)

Q: How often do you go to a coffee shop, and who do you usually go with? A: I go to a coffee shop about twice a week. I usually go by myself before work, because it is a quiet place to check my emails.

30秒の問題では、次の型が使えます。

I would choose (答え), for two reasons. First, (理由1). Second, (理由2). So (答え) is the best option for me.

Q8–10 提示された情報に基づく応答問題の対策

スケジュール表や案内などの資料が表示され、45秒で目を通したあと、電話の相手からの質問に資料を見ながら答えます。質問は音声のみで画面に表示されません。Q10だけは質問が2回読み上げられます。

準備の45秒では、日付・時刻・場所・料金・変更点(canceled / moved など)・注意書きを優先して確認しましょう。相手が資料と違う内容を思い込んでいる場合に備えて、丁寧に訂正する表現も用意しておくと安心です。

解答テンプレート

Sure. The conference starts at 9 a.m. and ends at 5 p.m. I'm afraid that's not correct. The workshop was moved to Thursday at 2 p.m. There are two sessions in the morning. First, (内容) at (時間). After that, (内容) at (時間).

30秒のQ10では、該当する項目が複数あることが多いので、"There are two ..." と数を先に言ってから順番に説明すると、聞き手にわかりやすく、言い漏れも防げます。

Q11 意見を述べる問題の対策

テーマについて45秒で準備し、60秒で自分の意見と理由を述べます。評価尺度が0〜5と、ほかの問題(0〜3)より大きく設定されています。

準備時間では、立場を1つ決め、理由を2つとそれぞれの具体例を短くメモします。どちらの立場が正しいかは採点に関係ないので、例を思いつきやすい方を選びましょう。

解答テンプレート

I think that (意見). I have two reasons. First, (理由1). For example, (具体例). Second, (理由2). In my case, (自分の経験). Of course, some people might say that (反対意見), but (反論). For these reasons, I think that (意見の言い換え).

譲歩(Of course, ...)は時間が余りそうなときだけ入れ、時間が足りなければ省きましょう。最後の結論まで言い切ることが大切です。

解答例(テーマ:給料は安いが休みの多い仕事に就くことをどう思うか)

I think that taking a job with a low salary but a lot of vacation time is a good choice for some people, but not for me. I have two reasons. First, I want to save money for my future, such as studying abroad. With a low salary, it would be hard to do that. Second, I enjoy my work, so I don't need a lot of time off. For example, in my current job, I learn new skills every day, and that motivates me. For these reasons, I would prefer a job with a good salary, even if I have less vacation time.

意見を述べるときに使える表現もまとめておきます。

役割表現
意見I think that ... / In my opinion, ... / I agree that ... / I disagree with the idea that ...
理由First, ... / Another reason is that ... / This is because ...
例For example, ... / For instance, ... / In my case, ...
結論For these reasons, ... / That's why I believe ...

おすすめの練習方法

  • 公式教材で形式に慣れる:IIBCの公式教材・問題集や、公式サイトのサンプル問題で時間を計って解く(サンプルには廃止された問題も残っているので、形式表と照らし合わせて使いましょう)
  • スマホで録音して聞き直す:沈黙が長い箇所、言い直しが多い箇所、時制のミスをチェックする
  • テンプレートを声に出して暗記する:型を覚えておけば、準備時間を「中身を考える」ことに使える
  • 英語で話す機会を作る:ヘッドセット越しに話す環境に慣れる意味でも、オンライン英会話は相性のよい練習方法です
関連記事【英会話の独学】オンライン英会話スクール5社を比較|料金・無料体験・特徴まとめ

まとめ|TOEIC Speakingは「型」で安定させる

  • スピーキングは5タイプ・全11問・約20分。2021年・2022年の改訂で形式が変わっているので、古い教材には注意
  • 写真描写は「全体→中心→周り→推測」、応答問題は「答え+理由1つ」、意見問題は「意見→理由2つ+例→結論」の型で答える
  • 転職などでアピールするなら、CEFR B1(120点)〜B2(160点)以上がひとつの目安

ライティングの対策は、こちらの記事で解説しています。

関連記事TOEIC SWテストWriting対策の全て〜必勝回答ライティングテンプレート付き〜

転職活動でどのくらいのTOEICスコアが求められるかは、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事【スコア別解説】転職活動でのTOEICスコアはどこまで求められるのか?

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